【特別企画】神崎メリさん『秘密の「メス力」LESSON』制作秘話

2017年に弊社と契約し、デビュー作『魔法のメス力』(KADOKAWA)が発売1ヶ月で5万部を突破し、現在は電子書籍と合わせて約7万部。2020年2月には3冊目の著書『ど本命の彼から追われ、告られ、秒でプロポーズされる!秘密の「メス力」LESSON』(SBクリエイティブ)を上梓した恋愛コラムニストの神崎メリさん。
そこで今回は神崎さん、SBクリエイティブ担当編集者の杉本かの子さん、弊社エージェントの宮原陽介の3人が集まり、企画オファーから現在までの制作秘話を語り合いました。

左から、弊社宮原、神崎メリさん、杉本かの子さん

「メス力?」おもしろそう!出会いはアップルシード・エージェンシーの周年パーティー

(宮原)無事発売しましたね。『ど本命の彼から追われ、告られ、秒でプロポーズされる!秘密の「メス力」LESSON』。タイトル長いな……。

(神崎)追われ、告られ、秒でプロポーズ、というタイトル通り、段階を踏んだ、まさにレッスン本になっています。

(杉本)タイトルのように、思い返せば神崎さんと出会ってから、ここまでも長い道のりでした。

(宮原)本日は、その道のりを3人で語っていきたいと思います。さっそくですが、杉本さんはどういう経緯で企画のオファーに至ったのでしょうか? あらためてオファーのいきさつを聞かせてください。

(杉本)アップルシード・エージェンシーの周年パーティーでお会いしたのが神崎さんとの出会いでした。

(宮原)というと2018年10月。まだ最初の本が出る前か。神崎さんが、まだ今のようには知られていない頃ですよね?

(杉本)そうですね。話していて、すぐにビビッと来ました。おもしろいものがつくれそうだなって。

(神崎)ほんとですか? うれしいな。パーティーで一番話してくれたのが杉本さんだったんですよ。当時は「メス力」っていうと、「メス力?なんかあやしい……」って空気になることも多かったんです。だけど杉本さんは抵抗感なく丁寧に話を聞いてくださって。だから杉本さんのことはよく覚えていましたよ。

(杉本)「なんかあやしい……」みたいな先入観もありませんでした。純粋に「メス力」おもしろいなと。神崎さんの雰囲気もよくて。話してて波長も合うなって。それで神崎さんのブログを読んだら「いい!これはイケる!」と確信して、まだ初めの本が出る前にオファーを出しました。

(宮原)せっかくオファーをいただいたんですが、少しお待ちいただいて3冊目になりました。そのあいだはどういう気持ちでした?

(杉本)オファーを出す段階で企画の構成はできていたので、先に出る2冊はどういう構成なのかなと気にしていました。私が考えた構成はステップ形式で、誰でもそれに沿えばうまくいくという恋愛レッスン本でした。私がそういうつくりの本が好きなので。

(宮原)もしかしたら先に出る2冊と構成がまるかぶりしてしまう可能性がありましたよね?

(杉本)そうですね。かぶっちゃうかもしれないとは頭をよぎりましたが、書いちゃいました。むしろ読んでなかったことで独自の構成を作れたかなと思っています。

(宮原)神崎さんは、初めての本が出て、そのあとオファーが次々くるのをどう思っていましたか?

(神崎)うれしいな~って。最初の本が出るまでは、あんまり売れないと思われてんじゃないかな~って思っていたんです。「ツイッターの人気アカウントの本は売れるけど、インスタ発で売れる人はいない」と言われたこともありました。「絶対見てろよ~!」という反骨信と、「そんなことはないっ!」ていう自信もあったんです。それが次々とオファーが来たことで、目指したものに近づいたなとうれしかったです。

他の本との差別化をどうするか?

(宮原)オファーが続けてくることはうれしいですが、前の本に書いたこと、ブログやインスタに書いてあること、それぞれ被ってはいけないですよね。そのへんに難しさは感じませんでしたか?

(神崎)そこはエージェントがいてよかったです。というのも、自分は書き分けができないんです。執筆で一番苦しんだところですね。そのつど、宮原さんが、「ここはこうしたほうが他の本と差別化できるよ」と指南してくれて助かりました。

(宮原)思いかえすと2冊目に取り組んでるときに、横で見てても書き分けって、すごく難しいなと感じました。さらに3冊目も控えていて。でも編集者さんは次を控えていることを知らないから、「とにかく全部出せ!」と(笑)。その編集者さんがお帰りになってから、3冊目との差別化を考えて、「ココはこう表現しましょう」と話しあったりして。

(神崎)そう。「ここはこう!」と。結構厳しく言われました(笑)。    

(宮原)ステップやレッスンにならないようにって(笑)。

(杉本)会社からも被りはなしと言われていたので、私も「ステップやレッスンになってないですよね!?」と確認していましたね。その後にあらためて渋谷で打ち合わせをしました。構成の大枠を決めて、そのなかに出すネタを3人でああでもないこうでもないと決めていって。そこからガーっと進みましたね。そこからは神崎さんの執筆が早くて驚きました。原稿を受け取って、「おもしろい!これは売れる!」と手ごたえを感じました。

「ど本命婚」というゴールに向けてステップ感を出していく

(宮原)杉本さんは、いろんな著者さんを担当されていますが、著者としての神崎さんの特徴はどういうところにあると思いますか?

(杉本)主観的ではなく客観的にものごとを語られるところですね。相手のことを思いやった文章なので、読者も自分ごととして納得がいきます。それでいて言葉が強いから、ちゃんと心に残る。文章のリズム感と言葉づかいのセンスもいいのでサクサク心地よく読める。よくSNSの文章と本の文章は違うといわれますが、うまくSNSと本で書き分けていることも感じます。神崎さんはどこかで文章の書きかたを学ばれたんですか?

(神崎)学んだことはないんですが、本はよく読むから自分の文章にも反映されているのかなと思います。

(宮原)今回の執筆で、苦心したのはどんなところでしたか?

(神崎)いかに新鮮なものを出せるかということでした。1冊目や2冊目を読んでくれた方が、まだ「お!」って思ってくれることがあるかな?って考えながら書き進めていました。それでいて、「ど本命婚」というゴールに向かうのにぶれてないか、というのも強く意識しましたね。

(宮原)今回の本では、「こういう読者に、こうなってほしい」というイメージはどう考えていましたか?

(神崎)最近は婚活で疲れているという相談がすごく多いんですね。このごろは、たとえばマッチングアプリで知り合った男性とうまくいかないという相談も増えています。そういう婚活疲れや恋愛迷子に陥っている女性に、「これ!」っていう指針となるようなことを示してあげて、できるだけ無駄なことをそぎ落として、最短で結婚というゴールに辿りつけるようになってほしい。そのあたりは、杉本さんや宮原さんから、こういうコンセプトだよと繰り返し言われていました。それを言われるたびに「そうなんだ。こういうコンセプトなんだ」というのを自分に言い聞かせていました。

(杉本)レッスン本にすることは決めてましたけど、3人で打ち合わせを重ねて「電撃婚」というテーマが加わったことで、よりコンセプトが研ぎ澄まされていった感があります。

(宮原)ゴールへのステップ感が出てきましたよね。神崎さんは杉本さんとお仕事をされてどうでしたか? 神崎さんは手帳も含めると、これで4冊目になりますが、編集者さんもそれぞれ個性があると思いますが。

(神崎)とてもマメで、本を作ることへの情熱がある方だなと。それでいて介入のタイミングや気づかいがよくて、おかげで気持ちよく書かせてもらうことができました。ただ「書いてください」「だいじょうぶです」と言われるだけだと、「この人、なんでもいいから、私に書かせたいだけじゃないかな?」と、私も不安になったと思うんです。杉本さんからは、まず「私はこういうのを作りたい!」というものが明確に感じられたことがよかった。しかも、それが私が主張してる「メス力」を活かしてくれるものでした。「こういうレッスンの本を作ります!」と、しっかり私とイメージやコンセプトを共有したいという気持ちが感じられて、それが書きやすさにもつながりました。本を作ることに対する強い信念があるんだなと感心しました。

Amazonの予約特典、営業との連携で力を入れたプロモーション

(宮原)僕も伴走していて杉本さんの意気込みを感じました。そして今回の本は販促用の特典やプロモーションにも力を入れましたよね。そのぶん作業が多かったと思います。執筆、チェック、販促用の特典、プロモーション、カバー、タイトル周り、おふたりとも、ひとつひとつの作業がたいへんではなかったですか?

(神崎)たいへんじゃないです。本を作る機会があることはありがたいので。それより売らなきゃいけないほうがたいへんです。みんなの期待に答えなきゃ!っていうほうが。

(杉本)私からは細かい指示をたくさん出さなくてはいけなくて、負担をかけているなと思っていたのですが、おふたりが冷静にそれを汲んでくださったので、すごい助かりました。

(宮原)僕も今まで本をつくってきたなかでも指示が多いほうだった。特典はたいへんでしたね。

(杉本)神崎さんには11万人のフォロワーがいるので、特典が重要だなと思っていました。そのぶん他の本より指示が細かくなりました。

(宮原)この記事を読んでいる方には、書籍の制作についてよくわからない方も多いと思うので、杉本さん、本ができるまでの流れを、ざっと説明してもらえますか?

(杉本)はい。まずオファーの時に、テーマと構成を送ります。それでOKをもらったら社内で企画を通します。構成を練り上げて書いてもらう前に項目案を出してもらい、内容を詰めながら打ち合わせをして固まったら、1章ずつ書いていただきます。それにフィードバックをするのですが、今回は弊社の2月の注力商品に決まったので、営業からもフィードバックをもらいました。

(宮原)営業さんからはどのようなフィードバックがありましたか?

(杉本)「この本は3章と4章がメインだから、2章まででもういいやとならないように、ステップ感を出して4章まで読める工夫を」という要望がありました。それと並行して神崎さんにはファンがたくさんいるので、ファンに予約の段階で動いてもらうためにAmazonの予約ページを充実させようと。それで予約特典の案がうまれ、特典をつくり、完璧な予約ページを用意して、お正月の1月3日に告知しました。

(宮原)1月3日を情報解禁のXデーとして動いていたんですよね。

(杉本)そうですね。社内のAmazon担当と連携して、社内のデザイナーに特典告知のデザインをお願いしたり、ということを並行して進めつつ、ブラッシュアップされた原稿を整理してゲラにして、そのゲラにまたフィードバックをもらって、赤字を入れてというふうに、最後まで少しでも良くなるように話しあってましたよね。

(宮原)ゲラっていうのは、デザインされた本文レイアウトに原稿を流し込んだものになります。本になる形でチェックするということになりますね。それを今回は3回したんでしたっけ?

(杉本)大きくは2回ですね。原稿の段階で、かなりチェックしていたので。

(宮原)それが終わると印刷所に入稿します。それで次はカバーデザインになりましたね。

いい意味で意表をつかれたカバーデザイン

(杉本)デザインは藤崎キョーコさんにお願いしました。

(神崎)文句なしですよね。SNSでも「一見婚活本に見えないのが、すごくすばらしい」という声があがっています。

(宮原)すごく評判いいですよね。作家さんがデザイナーさんとの打ち合わせに同席することはあまりないと思うんですが、今回は同席されてみてどうでしたか?

(神崎)藤崎さんの感性が素晴らしくて、「こういう感じ」と伝えただけで、イメージを受け止めてくれて安心できたのを覚えています。

(宮原)バイブルっぽくしようと話していたのは覚えていましたが、このデザインが出てくるとは思わなかった。そして秀逸なのが、このブルーの使いかた。「ブルーも使いたいけど、これまでの神崎さんの著書とは差別化したい」と伝えていて、どんな感じになるのかなと思っていたら、すごく効果的にブルーが使われていて。

(杉本)ブルーを使いつつ、いままでの神崎さんの本とは違うもの、でも神崎さん!の本だとわかるという。あと、この箔の色も綺麗で、「持ちたい!」と思わされる。女性の心をつかんでいると思います。それで、カバーデザインも確定したところで本文の扉ページのデザインで悩みましたよね。ステップを表す指輪のイラストが、最初のデザインでは一個だったんですよね。

(宮原)「指輪を並べてステップ展開すればいいんじゃないですか」って言ったのは覚えています。「読者が今どこの段階にいるかがわかるように」って。

(杉本)宮原さんから聞いたものを私が図にしてデザイナーの藤崎さんに伝えたんです。すると、藤崎さんからも「インデックスをつけることで、さらにステップ感を表現できますね」って提案していただいて。

(宮原)ナイス提案でしたよね。それでカバーもフィックスして、最終的に制作作業はいつごろ終わったんでしたっけ?

(杉本)だいたい1月いっぱいです。そこからプロモーションに作業が移っていきました。

発売後、読者からの反応は?

(神崎)プロモーションといえば、帯の裏にある「電撃プロポーズ」報告のmさん。実際に年末に「ど本命婚決まりました!」って報告をくれたんです。それを帯に使ったら「うれしい。帯に使われてました」って、また連絡をくれて。

(宮原)ヤラセじゃなくて実際にあったことですからリアル感が出ましたね。それで、発売後の読者の反応はどうでしょうか?

(神崎)今回は「わかりやすい!」という声が多いです。今は婚活アカウントのフォロワーが増えていて、その方たちが「これを読みなさい」と周りに勧めてくれているようです。

(宮原)僕がSNSで感想を見る限りですが、「すぐ読み終わった」って言う方が多くないですか?

(神崎)そうなんです。すぐ読んだとか。もう2周目とか。

(宮原)うれしいですよね。「これから2周目行きます!」みたいな感想を見ると。

(杉本)けっこうボリュームもあるんですけどね。サクサク読めるので270ページもあるとは感じない。

(神崎)もしかしたら、よりわかりやすく読めるように書けるようになってきたのかも。「本なんて読んだことないけど、語り掛けてくれる感じなので、すぐ読み終わった」みたいな感想をもらいます。私もバーッて読み終わりましたもん。それは自分だからかな(笑)。あとは、「これまでの本と内容が被ってない! 神崎おそるべし」って声もあります(笑)。

(宮原)「被ってない!」と言われると、しめしめという感じですね(笑)。

(杉本)それが一番うれしいです。苦心したところなので。あとは、「メス力」が流行語大賞にノミネートされるといいなって。とにかく女子力より「メス力」って言葉が広まってほしいです。

(宮原)出版社さんとして売れ行きはどうですか?   

(杉本)すごくいいです。サイン本も売り切れたっていう書店が続出しています。

(宮原)多くの書店さんがツイッターで写真をあげてくれていますよね。書店員さんも応援してくれているのを感じます。書店に行くと、他にもたくさん恋愛本はありますが、他の恋愛本にはない神崎さんの本の魅力はどこにあるんでしょうか?

(杉本)まず愛がある。どんな人にたいしても分け隔てなく愛がある。その人のことを決して否定しない。「わかるよ」という共感があって、「だけど、だいじょうぶ」っていう心強さを与える、そんな神崎さんの愛が読者に伝わっていると思います。

(宮原)読者のことしか考えてないですもんね。そのときのベストを出そうと集中しているのが横で見ていても伝わってくる。僕は、SNSフォロワーが何十万人もいるのに、「あれ?本は売れてないな」っていう人と、フォロワーの数がそれほど多くなくても売上につながる人との違いを考えるのですが、ひとつはロジックがしっかりしていることが本の著者に向いているのかなと。神崎さんの場合は、めちゃくちゃ論理的なので、割とビジネス書に似ている部分もある。

(杉本)ただロジカルだけじゃなくて、感性に響くんですよね。リズムとか、言葉の選び方とか。そして客観的な視点が最後まで一貫している。

(宮原)恋愛のことをずっと考えているからこそ言えることがあって、それを読者が納得できるように論理的に説明できるところ。それが神崎さんがSNSだけではなく本にも向いているところですよね。

神崎さんとアップルシード・エージェンシーの出会い

(杉本)私からもうかがいたいのですが、そもそもどういう経緯で神崎さんはアップルシード・エージェンシーに所属されることになったんですか?

(神崎)ある人に、「本を出したいならアップルシードの宮原さんがいい」と紹介されたんです。それでアップルシード・エージェンシーに問い合わせたら、まずはゼミを受けてくださいと言われて参加しました。その時にお会いしたのが宮原さんだった。ああ、これが紹介された宮原さんかと(笑)。

(宮原)弊社では作家志望者向けに企画書作成ゼミというのを定期的に開催しているんですね。そこで神崎さんにも参加していただいて、その後にお話しして所属していただくことになりました。とはいえ、僕も恋愛本を担当したことがなくて。知り合いの編集者たちにも「恋愛本やるの?」って言われ、自分でも「恋愛本?」「メス力?」できんのかな?って半信半疑なところがありました。

(神崎)宮原さんからは、まずはフォロワーを増やしましょうと言われました。並行して企画書を作っていきましょうと。

(宮原)最初に企画書を作るための柱をつくりましょう!と話しました。「メス力」「おクズ様」、そうしたオリジナルの言葉は、神崎さんのなかには、すでに確固としたものがありましたが、はじめてそれを聞く人にはわかりにくいですよね。そうしたことをひとつひとつ整理しながらフォロワーを増やしましょうという戦略を立てました。

(杉本)そのときはフォロワーはどれぐらいいたんですか?

(神崎)最初は全然でした。インスタで5000人ぐらい。当時はプライベートな写真をあげたり、ごちゃごちゃでした。

(宮原)本当に普通の人がやってるような日常の出来事をアップするインスタでしたよね。       

(杉本)そうだったんですね。

(宮原)そのころはブログにもツイッターにもいろんなことを投稿していたんですね。それを恋愛だけのテーマに集中してもらいました。強化月間を設けて恋愛のことだけを投稿したり。恋愛特化SNSにして、テコ入れをしたんですよね。あとは書く内容に「共感」を入れることを意識してもらったり。それで半年後ぐらいからバーッてフォロワー数が伸びたんですよね。

エージェントがいてよかったこと

(杉本)著者さんにとってエージェントがいてよかったな~って思うのはどういうときでしょうか?

(神崎)ここまでお話してきたように制作の面でも助けられていますが、それ以外のところでも非常に助けられています。私は執筆をしながら、契約などの交渉事をするのは無理なので。それに、その業界のプロと素人である私が話してうまくやれる自信がありませんでした。業界の基準も知らないし、もしかしたら契約面の交渉で言いくるめられるかもしれないという不安もありました。そういうことを全部あいだに入ってコントロールしてくれたので、書くことに集中できました。

(宮原)そう言っていただけるとうれしいです。では杉本さんはどうでしたか? 編集者さんはエージェントと仕事をすることは、まだ少ないと思うのですが。

(杉本)編集者にとっても著者さんとのあいだにエージェントがいてくれるとなんとなく安心でした。というのも、どうしても編集者は作家さんと1対1になって逃れられないことがあります。お互いに1対1になると窮屈なこともあると思うんですが、あいだにエージェントが入って3人になることで、いろんなことが緩和されて、とてもスムーズに仕事を進めることができました。

(宮原)ありがとうございます。最後に、この本は婚活してる人に読んでほしいのはもちろんですが、他にこういう人に読んでほしいというのはありますか?

(杉本)既婚者が読んでも勉強になることがあると思います。夫婦のコミュニケーションが改善されるとか。

(宮原)今回の本では既婚者向けに書いてあるところもあるんですよね。

(杉本)あと、男性からもおもしろいっていう声を聞きます。若い男性だけでなく定年を迎えている男性からも。あと本が好きな男性からは文章としておもしろいとも言われました。こういうことを女性は考えているんだ。勉強になったとか。なので、未婚の女性はもちろん結婚している女性にも読んでほしいし、男性にも読んでほしい。

(神崎)全国民ですね(笑)。        

(杉本)とりあえず18歳をすぎたらみんな読んでほしい。16過ぎたらでもいいですよね。

(神崎)「小6の娘に読ませるのは早いですか?」っていう質問が来たことがあります。    

(杉本)読んでもいいかもしれませんね。

(宮原)まさに、バイブルのように何度も読んでほしいですね。サラッと読めるけど、2回3回読むと「こういうことだったんだ!」ということがけっこうあると思う。

(杉本)1年後とか、また時間をおいて見直すと、「あ!そういうことか!」みたいな(笑)。

(神崎)「あの人!おクズ様だったんだ!」「これ私の話かな?」って思いますよ。たぶん(笑)。

(宮原)そんなふうにバイブルのように手元において、読み返してもらえれば、また新たな発見がある。そんな本だと思います。 神崎さん、杉本さん、今日は本当にありがとうございました。

神崎メリ(かんざき・めり)

恋愛コラムニスト。ドイツと日本のハーフ。
自身の離婚・再婚・出産という経験から「男心に寄り添い、しかし媚びずに、女性として凛と生きる力」を「メス力(めすりょく)」と名付け、
InstagramとLINE公式ブログにて発信していたところ、Instagram開設半年でフォロワーが7万人を超え、現在のフォロワーは11万人超。ブログは月間200万PV。
コメント欄には女性たちから共感の声が殺到し、恋愛や結婚に悩める10代から50代の幅広い年齢層の女性たちから、熱い信頼と支持を集めている。
「コクハク」「charmmy」「ダ・ヴィンチニュース」でも好評連載中。

著書に『「恋愛地獄」、「婚活疲れ」とはもうサヨナラ! 〝最後の恋〟を〝最高の結婚〟にする魔法の「メス力」』(KADOKAWA)、『大好きな人の「ど本命」になるLOVEルール』(大和書房)、『ど本命の彼から追われ、告られ、秒でプロポーズされる! 秘密の「メス力」LESSON 』 (SBクリエイティブ)
オリジナル手帳に『神崎メリのヒロイン手帳2020』(扶桑社)がある。

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