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2006年1月26日 木曜日

 

 

ベストセラーを手がける作家エージェント

鬼塚 忠さん

 

 

「作家エージェント」は作家や本を売り込むのが仕事。

原稿へのアドバイス、読者層にあった広告媒体の選別、

イベント企画など、仕事の幅は広い。

欧米には数多くいるが、日本での認知度はまだまだ。

 

 

2002年に「歌舞伎町案内人」(角川書店)を十万部売り、

業界で知名度を上げた。

「海峡を渡るバイオリン」(河出書房新社)も十万部に達し、

スマップの草g剛さん主演でドラマ化され、高い評価を得た。

最近では高校、大学の先輩でもある稲盛和夫京セラ名誉会長を

作家・五木寛之氏の対談「何のために生きるのか」(致知出版)

が十五万部と好評だ。

 

 

鹿児島市出身。鹿児島大卒業後、世界40ヶ国を放浪。

現地からのリポートは南日本新聞に連載された。

「文化を形成する仕事に携わらないと、生きる価値がない」

と思い込み、欧米で知った仕事を日本で興した。

現在東京・西麻布で社員3人でオフィスを構える。

 

 

本を売り込むのに必要なのは「センスをガッツ」。

「売れる理由」を説明する想定問答集をつくって出版社の

営業担当者に練習させ、書店の一番良い場所に置いてもらえる戦略を練る。

「まだ様子見をする出版社は多い。だけど最近はうちに依頼すれば売れる、

と仕事が増えている」と自信をのぞかせる。

 

 

最近徳之島で闘牛を購入した。「チャンピオンにしたい」

を願いつつ、新しい本の題材としてみている面もある。

「趣味と仕事が一緒」。下積み時代を支えてくれた妻彰子さんと

千葉県浦安市で暮らす。40歳。